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碌でもないことを綴っていくところ

好きなものは好きなままで

こんにちは。

 

 

先週末、長い長いデザコンの闘いがおわり、やっとのんびり生活を再開しました。

ザコンの本戦結果は、、、

リーダーをつとめた創造デザイン部門では、なんと!審査員特別賞をいただきました!

そして、もうひとつのエントリー、プレデザコン創造デザインフィールドでは最優秀賞をいただきましたよ〜。

 

というわけで、まさかまさかの同一大会2部門受賞となりました!(これってすごいことじゃないか!?)

 

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創造デザイン部門 作業風景

模型作成にはあんまりたずさわっていないけど、まじですごい出来の模型でやべぇーってなった。

 

 

今回はそのデザコンについての話をしようと思います。

そもそも、なんでデザコンに出ることになったのかと言いますと、もともと出るはずだった建築甲子園のうち全国大会がなくなっちゃったからです。たしか、近畿以上の大会で受賞すれば履歴書にも書けるはずということで、兵庫県の建築甲子園に出るのはやめようとなって、そのかわりにデザコンに出場するっていうながれでした。

で、そんときリーダーになったのですが、このときはみんなの考えがばらばらすぎて何から手につけたらいいか、、、といろいろ悩むことが多かったです。

商店街でなにかしたい、リノベーションがしたいな、とかそれぞれにやりたいことがありなかなか対象地域でさえも決まらない感じでした(笑)

 

塩屋地域にある第一中野センターをどうにかできないかな、っていうのは結構前から思っていたけど、そこでおこなう地域的なプログラムはなかなか思いつかず、、、

その当時はオンラインで授業していたこともあって、かなりストレスもあり鬱気味でしたな。

「おすそわけ」という軸を思いついたのは、そんなオンライン授業明けのころでした。学校では時間やら教育やらクラスメイトのなかで共有してるけど、空間って対面授業でしか共有できないな、って。

これ、今までならなんとも思わないことだったけど、意外とこれが取っ掛りになってたような気がします。個人的に教室内は五月蝿いことがすごく多いんだけど、なぜか鬱気味なのも治っていくのを感じながら、「おすそわけ」が地域で連鎖したら、もっといい街ができていくんじゃ?と思いました。

 

これとメンバーのやりたいことを詰め込んだのが今回の提案でした。

どうせなら、みんながやりたいことを提案するほうがモチベーションとかも長続きするって思って、なるべくリーダーぶらないように、でも滞らないようにとにかく自分から率先していろいろ考えてた気がします。

たぶん、世間一般がおもうリーダー気質じゃないから、どちらかといえば行動でしめすほうが楽だし。

 

それから何回も会議とかアイデアもたくさんだして、みんなのおかげで現地調査・ヒアリングもして、夏休みおわり、なんとかそれっぽい出来に到達しました。

特に驚いたのが、中野センターにあるカフェ店主へのヒアリング。絶対に自分ではしたくないな、って思ってたら、ほかのメンバーのひとりが率先してめっちゃいろいろ話してて、すげぇーって思っちゃった。

僕もそういう力、つけないとなって思いました。ほんとに!

 

んでんで、そんなみんなのおかげで、、、本戦出場チームにえらんでいただけました!

正直これだけでもすごく嬉しくて、なんなら、本戦になるとまたポスターブラッシュアップしなきゃだし、そうなったらまたアイデアも練り直していかなきゃいけないし、課題もあるのにやること増えるし、なんか逆にモチベーションが下がってた時期もありましたが(笑)

もっというなら、まわりがのんきに生きてるのを見てると、何回投げ出したいって思ったか分からないくらい自暴自棄になっちゃうようなことがすごく多くて。それを自覚してたし。

けど、こういったよくない感情でさえも、メンバーたちが、模型づくりを課題より優先してやってくれたりなんなりとやってくれたおかげで、体力的にも精神的にもめちゃくちゃ助かったし、ポスターを作るのも捗りましたな。

 

それから製図課題提出、後期中間考査、とデザコン直前にして怒涛すぎるハードスケジュールだったけど、なんとかやり通して、本戦当日。

オンラインだったし、なにせハプニングだらけだし、ここにきて辛辣すぎなアドバイスをもらって、「なんでこうなったんや?」って今更ネガティブになったりしたけど、メンバー、先生といっしょに、限られた残り少ない時間のなかでとにかくこの提案をよくしようって。

ほんとに、一日目夕方からポスターデータ最終提出である正子までの数時間はいままでに味わったことのないストレスだったけど、今になればいい経験になったと感じます!

そんでもってそのあと、泊まりこみでプレゼンスライドをつくって、原稿をまとめ、先生に指摘されては修正、、、というのをまじで自分たちの最終発表前までずっとやってました。

最終発表はほんとならリーダーである自分がすべきなんだけど、一日目の時点で既に精神がやられてもうたので、メンタルつよいメンバーにたくしましたな。これに関してはほんとうに助かった。

おかげでなんとか質疑応答は滞ることなく答えることができたし、前日ブラッシュアップした箇所について褒められたのは嬉しかったのを覚えています。

 

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最終ポスターデータ写真

時間がないなか、自分でもびっくりするくらいうまいことまとめられたんじゃないかと思います(笑)

 

 

けど、受賞の手応えはまったくなくて。

最終発表がおわったあとは、やりきったっていう達成感よりも、だめだった、、、っていう責任感?失望感?にさいなまれてて、またまたネガティブになっちゃってました(笑)

それは結果発表のときまでずっとです(笑)

なので、審査員特別賞でよばれたときは、「嘘だろ」ってまず思ったあとに嬉しくなった感じで世にも不思議な感情の起伏を味わいました。

 

そのちょっと前にプレデザコンの方が最優秀賞をとったということを聞いてたこともあって、正常な感覚をとりもどしてからはやっと達成感をゆっくり噛み締めました。

なにを言おうと、ほんとうにやってよかった!

メンバーは個性がつよすぎて最初のころは絶対どこかで空中分解するだろうな、って思ってたけど(笑)みんなマジになったらやばいことをこのデザコンではじめて知って、、、ちょっと感動しちゃったんですけど〜!

 

 

このデザコンでいろいろ思うことがありました。けど、一番痛感したことというのは、好きなものは、ときにすごい可能性を連れ出してくれるんだなってことです。

僕がもし建築を好きじゃなかったら。

僕がもしいまの世界を好きじゃなかったら。

僕がもし僕を好きじゃなかったら、、、。

なんて、だいぶ大袈裟ですが、そうじゃなかったら、こんなことをしようなんて到底思わないですし、そこまで時間も情熱もそそがないですよ。

思えば、オンライン授業開始前にチームを結成し、半年以上、メンバーといろいろ考えながら、悩みながら、壁にぶつかりながら、作品制作をすすめてきたっていうのは、ほんとに今振りかえれば、すごい感慨深いものがあります。それが審査員特別賞っていう結果をもたらしたというなら、いままでのことは間違ってないし、受賞までだいぶ遠回りしたとはおもうけど、それさえも良かったなと思えるくらい充実した活動となりました!

とにかく、メンバー、先生、ありがとうございます、というのはそういうとこから来てる気がしますね。

だから、僕は好きなものは絶対大事にしなきゃいけないものだと思うし、その感覚も非常に大切なのだと思うのです。

 

 

というわけで、今回はデザコンのある数ヶ月を綴りました。もっと時間があるとき、作品詳細・本戦出場チーム作品の感想などもかいていきたいと思います!

 

 

ではでは。また。

 

 

 

 

 

そういえば、建築甲子園からデザコンへの転向のとき、人数制限の関係で創造デザイン部門にエントリーできなくて、正式なメンバーからはずしちゃって、プレデザコンのリーダーをつとめることになった元メンバーに、いつか、こういわれたのを思い出しました。

「プレデザコンと創造デザイン部門、両方受賞しよな!!」

そんときはムリムリとしか思ってなくて、でも、いまこうしてそれが実現した現実のなかで生きてるっていうのが、僕、それが嬉しくて!

ほんとうに一番凄いのはそんな彼なような気がしますね(笑)

彼とは一年前にもいっしょにコンペやりましたが、そのときでも今でもそうですが、個人的には、おたがい切磋琢磨しあえるクラスメイトというのは彼しかいない気がします。

目標とかそんなんじゃないけど、なんか僕もこれからもっと頑張らなくちゃだな!